ABOUT US
当ラボについて
これからの印刷会社が生き残る、
又は発展していくためにできること
印刷会社経営改善ラボとは
印刷会社経営改善ラボは、印刷会社でもある当社が、「これからの印刷会社が生き残る、又は発展していくために」どう考え実践してきたかを、余すことなくお伝えするものです。印刷会社の事業改革・既存体制の見直し・新規事業立ち上げの起点となれば、またこの先、収益性を向上させ、強い経営体質へと発展される一助になればとの思いで立ち上げました。
印刷会社の過去と今
昭和の経済成長の一端を担った印刷業界は、今や斜陽産業の代表格となっています。多くの企業は様々な製品を世に送り出し、技術力を向上させることで競争を勝ち抜いてきました。大量生産した製品を売るためには販売力も必要でした。そこで販促物として、ポスターやチラシ、パンフレット、カタログ等の印刷物が、これまた大量に生産されました。商品のマニュアルや、パッケージ等も合わさって印刷業界への依頼は大きく膨らみました。
当時の印刷は、印刷版を作る製版、版で印刷をする印刷、印刷されたものを断裁、製本する加工と、それぞれの専門を活かした分業制が主流でした。その後、版下をコンピューター内で制作し、製版から印刷までを一気通貫で行えるCTPなどを採用するようになり、どんどん印刷の合理化が進みました。当社も例外ではなく、印刷事業まっしぐら。菊版サイズ全版を両面印刷できる菊全両面機を2台、製版も可能な、コンピュータ(Mac)の導入など設備投資も年々増加していきました。
当時の営業形態は、いわゆる「待ち受け営業」というスタイルがほとんどでした。これは、お客様から呼ばれて、「こんなものを作りたいんだけど・・・」と連絡を受け、見積を提出、受注、製造、納品。お客様から具体的な依頼を受けてから動けばいい、いわれた通りのものを作ればいいという風潮が根付いていました。そうして作られた印刷物は、ちゃんと依頼どおりに仕上がっているかどうかという点のみクリアしていればよく、同じものならより安いほうが選ばれるのは必至です。また、印刷業界も製造工程の合理化を進め、「よそより安くできます」がうたい文句になり、その結果、し烈な価格競争によって、業界全体が体力勝負の消耗戦へと突入しました。
また、近年大きくなってきた環境問題への関心の高まりも、印刷会社にとっては逆風です。デジタル化やコピー機の印刷性能の向上など、社内オンデマンドで対応する企業が増え、印刷物を印刷会社に依頼することが減りました。さらに、DX化が進んだ企業では、伝票、封筒なども不要となり、ますます印刷会社への需要が減りつつあります。
印刷会社の強みを活かし、時代、社会に迎合される新たなビジネスモデルを構築し育てていくことが必要です。
印刷会社経営改善ラボの思い
印刷会社経営改善ラボでは、「これからの時代を生き抜く印刷会社」になるための気づきや、実践していくためのヒントとなるべく、当社のノウハウや知識をお伝えしていきます。
印刷会社に特化しているのは、同じ印刷会社だからこそ、分かり合えることも多いでしょうし、貴社にも実践可能な事例となると考えるからです。
貴社のクライアント様へこれまでの営業にプラスアルファの提案ができる、幅広いニーズに応えられる社内体制づくり、収益性の改善など、貴社が強い印刷会社として一歩を踏み出すお手伝いになれば幸いです。